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グローバル・ディスカバリー・プログラム タイ研修を実施しました

岡山大学グローバル・ディスカバリー・プログラムでは,9月8日より12日の5日間にわたり,タイ研修を実施しました。本研修は本プログラムの単位取得可能な専門科目として実施されたもので、学生7名と青尾講師が参加しました。

9月9日には、本学協定締結校であるタマサート大学グローバル・スタディ学部と共同授業を開催しました。タマサート大学の「グローバル・スタディと起業」コースの学生約30名とともに,日・タイ両国の社会課題や解決策の事例についてプレゼンテーションを行い,その後はグループワークで両国に共通する課題についてその性質や解決に向けた方法を話し合いました。学生たちは明るく活発に議論を行うタイの学生のスタイルや,両国の社会課題の相違点等について楽しみながら学びを深めていました。

9月10日より11日には、タイ国内の社会的企業(企業としての活動の中で社会課題に対応していく組織)で,スマホゲームやマッピングを通じて社会課題についての啓発を行うOpendream,エシカル(倫理的)ファッションを進めるFolkCharm,コミュニティ・ベースド・ツーリズムを支援するLocal Alike等6社との面談を行いました。学生からは「社会的企業の想いに感銘を受けた」「解決策を外部者が地域コミュニティと『共に作っていく』プロセスの大事さを感じた」等の感想が聞かれました。

その他、スラム地域として知られるクロントイ地区の慈善施設への訪問や,アユタヤ遺跡の見学等の文化体験を行いました。近代的な街並みの広がるバンコクやIT技術を活用した先進的な取組み、その一方での社会課題やコミュニティでの暮らし等,参加者それぞれが多くを学んでいたようでした。

本プログラムは2017より開始され,世界各国から集まった留学生や帰国生たちと国内の学生たちが一緒に学ぶ国際プログラム(学士)です。学部や学科の枠にとらわれず、自分の興味や将来の目標に適した履修プログラムを作成できることが特徴です。インターンシップやフィールドワークなど実践的な学びを重視し、グローバルに活躍できる人材を育成することを目指しています。

                         

タマサート大学で日本の高齢化について報告する本プログラム1年の河田さん                        タマサート大学で(Photo credit 濱野日向子)

 

                         

Folkcharmで創設者のパサウィー氏とディスカッションする参加者                          Local Alikeよりコミュニティツーリズムのプロセスを聞く

 

タイ研修参加者(アユタヤ遺跡で)