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DISCOVERY Program for Global Learners at OKAYAMA University

カリキュラム

 グローバル・ディスカバリー・プログラムの教育課程には大きく教養教育科目、専門科目があり、後者は専門基礎科目と、専門基本科目・課題科目・実践科目・卒業研究で編成されています。

〈1年次〉

教養教育科目のほかに、専門基礎科目を開講。英語と日本語を使って履修者同士でも学び合い、多文化への理解を深める少人数の授業や、グローバルに活躍するための基礎力を育む科目群を英語で提供します。

〈2年次以降~〉

履修アドバイザーの指導のもと、学部・学科横断型マッチング・トラック または ディスカバリー専修トラック を選択。学生各自が履修プログラムを作成。専門的な知識や技能の修得を目指します。卒業研究では、今までの学びの集大成として学生が自ら設定した課題に取り組み、実践知を培います。

 このようにグローバル・ディスカバリー・プログラムでは、学生の希望とニーズに応じた実践的な学びの機会のみならず、フィールドワークやインターンシップ、海外留学などの実践科目もカリキュラムに取り入れています。教養教育科目と専門科目に更に実践科目を効果的に履修することで、多文化環境での相互理解を深めながら、国内外で活躍するために必要な日本語・英語の運用能力を身につけることができます。

 

入学後の履修パターン (トラックとモジュール例)

 

学部・学科横断型マッチング・トラック

 岡山大学の多彩な学部・学科が提供する科目群の中から、枠にとらわれないユニークな学びを自らデザインします。4年次には、自分の学びにマッチした学部・学科の教員の指導のもと、卒業研究を行います。

⇒学生自身のテーマや関心に応じて、学内の11学部が主に日本語で開講している科目を組み合わせて履修し、独自の専門知識や技能を修得します。もちろん、「ディスカバリー専修トラック」の提供科目を合わせて履修することも可能です。卒業研究は、履修アドバイザーと相談しながら、自分の学びに合った指導教員を決定し、その教員が所属する学部で研究に取り組みます。

 

ディスカバリー専修トラック

 英語による科目の履修を中心に卒業研究まで行います。社会的諸課題に取り組む3種類の履修モデル (クラスター) を用意しています。文理融合型の履修も可能です。

⇒①持続可能性のための超域科学(農学・環境工学・天文化学)、②社会イノベーションと起業(経済学・経営学・フィランソロピー学)、③文化的多様性とコミュニティ(社会学・人類学)の3つの分野(クラスター)を中心に英語での授業を受講します。主に2年次に履修する基本科目では、より専門性の高い課題科目を履修するために必要な基礎知識や方法論に関する授業を展開します。3・4年次に履修する課題科目では、クラスター別のテーマに沿って、卒業研究に必要な専門知識を修得します。

 

▼持続可能性のための超域科学 (農学・環境工学・天文化学) クラスター

 今日私たちが直面している環境問題は、科学者が学問分野の境界を越えて、地域から地球へ、さらには宇宙空間のスケールで横断的に考える必要性をますます高めています。我々が暮らす地域の持続可能な未来を切り拓くためには、環境工学、農業科学、天体物理学などの分野で修得した知識と技術が不可欠です。

〈 このクラスターで提供されるモジュール例 〉

「天文と大気分子光学」: 地球は宇宙の一部です。天文科学と大気科学には大きな共通点があります。二つを結び付ける分子分光学の知識と技術を学んで、宇宙の謎と環境問題の解決に一緒に挑戦してみませんか。

「環境科学工学」: このモジュールに含まれる科目では、将来のエネルギー生産に重要な役割をもたらし、環境への影響の低減を期待されているバイオマス、バイオエネルギー、触媒学の基礎に焦点を当てます。

「応用環境生態学と持続可能な農学」: 食糧不足、資源の枯渇が叫ばれている今日、世界が持続的な発展を遂げるためには、予想される膨大な人口増加を支える食糧の確保、生命・生活を保障する安全で快適な環境の保全など多くの世界的規模の困難な問題を解決していかねばなりません。これらの問題解決に向けた教育と研究が、本モジュールの最大の目標です。農業、食品産業、環境システムに関する科目に加えて、最新のバイオテクノロジーについての基礎および応用教育を提供します。

進路

このクラスターで学ぶ幅広い分野の科学的知識や技法は、環境管理や再生可能エネルギー・農学・建設関連の官公庁やコンサルティング企業、製造やサービス産業などにおいて、複合的知識が必要とされる分野での活躍を目指す人たちに大いに役立ちます。また、英語による理系教育は、大学院や研究職に進む学生には大きなプラスになります。

 

▼社会イノベーションと起業 (経済学・経営学・フィランソロピー学) クラスター

このクラスターでは、経営学や経済学、フィランソロピー学を通して、貧困や失業、環境破壊などの様々な社会問題を解決するための知識や技能、組織の運営方法を学びます。このクラスターで学んだ学生は将来、様々な企業や社会的企業、非営利組織で活躍することが期待されます。

〈 このクラスターで提供されるモジュール例 〉

「経済学と経営学」: このモジュールでは、経済学や経営学を学び、様々な企業や国際機関、NGOなどでグローバルに活躍するための基礎力を育てます。

「ソーシャルビジネスと社会起業」: このモジュールに含まれる科目では社会問題を革新的なアイディアや方法で解決するために、社会起業のプロセス、イノベーションの役割、社会起業家が用いる技能や戦略を学びます。

「フィランソロピーと非営利組織の経営」: このモジュールに含まれる科目では、社会変革の担い手になれるよう、非営利組織の社会的、政治的、経済的役割を学び、その後、資金調達やマーケティング、人事管理、インパクト評価、アドボカシーなどの知識と技能を学びます。

進路

このクラスターで学んだ学生は、社会問題を解決するための知識や技能、組織の運営方法を身につけ、環境問題、コミュニティ開発、社会サービスなどの様々な分野で活動する非営利組織や社会的企業、企業のCSR部門などで活躍することが期待されます。

 

▼文化的多様性とコミュニティ(社会学・人類学)クラスター

グローバル化を通して、様々な習慣や考え方と出会う機会が一段と増えてきました。しかし、一つの文化と思われているものの中にも多様な習慣や考え方があります。人類学や社会学は、こうした気づきを大切にし、当たり前だと思っていたことを問い直しながら、多角的な視点を養います。このクラスターでは、フィールドワークや質問票といった調査方法を実践的に学ぶだけでなく、仕事や家庭生活など日常的な出来事から、災害や疫病、エネルギー危機、移住のような非日常的な出来事まで、人間社会の諸側面をジェンダー、セクシュアリティ、アイデンティティ、社会的ネットワーク、構造的不平等などに注目して複合的に分析する方法を学びます。

〈 このクラスターで提供されるモジュール例 〉

「日本をこえて」: 日本には元来、様々な文化的背景を持つ人々が住んできたことを考えると、いわゆる「日本文化」は単一でも固定的でもないことが分かります。このモジュールでは、多様かつ変容し続ける文化や社会が、この「日本」と呼ばれる島々,そして日本を取り巻く地域や国々とどのように影響しあっているのかを学びます。

「移動とコミュニティ」: 移動は新しい出会いや可能性を広げる一方で、不安や危険も伴います。このモジュールでは、なぜ移民・難民が故郷を去るのか、また、移動の経験が彼・彼女の生き方や出身社会および受け入れ社会にどのような影響を及ぼしているのかを学びます。

「環境と医療」: 病や災害に対する理解は、自然や身体などに関する考え方の違いによって大きく異なります。このモジュールでは欧米的思考様式を前提とせず、地球上の様々な地域における自然観や健康観についての科目を履修します。

進路

このクラスターで学んだ異文化理解や調査技法は、大学院への進学のほかに、国際保健や国際開発、コンサルティング、カウンセリングや教育、ジャーナリズム、さらに海外でのフィールド調査研究を行う科学者や技術者など、多文化環境で活躍したい人たちに大いに役立ちます。